皆さんこんにちは。
ラシイエの岩田です。
本日は戸建、しかも柱等の構造物と屋根残しのスケルトン改修事例のご紹介です!
耐震補強も行っておりますので前後編でお届けしていこうと思います。
前篇である今回は外装部分の改修の様子をご覧いただきます。
まずは施工前の外観から。
立派な日本家屋ですよね~。
この趣を極力残しつつ、室内は新建材で洋風に+耐震強度を改善して欲しい。
というのが今回のご依頼内容でした。
冒頭でお伝えした通り、この建物の柱等の構造物と屋根を残しながら改修を進めていきました。
施工中の画像がこちら。
見事に骨組みと屋根だけが残っております。
あまり目にする機会が無いと思いますが、外壁/内壁の下地を剥いでいくと基本的に真っ新に近い状態の柱/梁/土台が露わになります。
今回は既存の構造(柱/梁/土台)部分を更に補強していく考え方で慎重に施工を実施しました。
耐震金物をふんだんに用いて接合部分を補強↓
年数の立った木材ですので堅い堅い!
固定するのも一苦労です。
新しい間取りにしていく上でどうしても柱位置の変更が必要な場合は、↓の様に荷重を逃がしながら新たな構造部分を構築していきます
更に耐震の観点から今回は基礎も補強を加えます。
日本家屋が多く採用する布基礎↓
をまずはがっちり配筋補強!
ベタ基礎化します↓
更に既存の構造部分の柱等の強度を出すための作業が続きます。
新築時に宮大工さんが入っていた様で、金物で固定せず木材同士をかみ合わせていた【継手】部分を地道に埋めていきます。
柱に組み込まれている細長い長方形の木材、こちらが今回施工した部分です。
そしてやっと下地を施工。
耐震の肝となる耐力壁を形成していきます。
サッシも新しい物に変わってます。
徐々に形になってきました。
一部下屋(1F瓦屋根部分)は、なんと横幅を詰めてます!
一旦瓦を取りはずし、左右エンドの端部部材は生かして間の瓦を抜いてるんです。
言われなければ気付かないレベルじゃないですか?
素晴らしい仕上がりです!
新たな下地の上から防水シートを施工し、サイディングを貼ればほぼ完成です。
ここからはbefore→after画像をご覧ください!
【施工前】
【施工後】
【施工前】
【施工後】
【施工前】
【施工後】
【施工前】
【施工後】
以前の日本家屋の面影を上手く残しつつ、重厚で現代的な新居の完成です。
施主様のご希望で軒天の露出した桁部分はそのままにさせて頂きましたが、これが大正解でした。
最後の仕上げ。
玄関脇のサッシへ木目のアルミ格子を施工。
防犯と見た目の良さが両立していますよねー。
如何でしたでしょうか?
次回は内装編をお届けします!
おまけ。
↑の大きな岩。
役割は代わった物の引き続き新居で活躍しております。
戸建の大規模リフォームもラシリフォにお任せ下さい!
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